所有する土地が商業施設、繁華街など駐車場が不足しがちなエリアにある場合、高い収益率が期待できます。
繁華街にある美容室・飲食店・クリニック・小さなオフィスや事務所などは駐車場を持っていないケースも多いため、利用者からの需要が見込めます。また直接施設と交渉して、提携契約を持ちかけることも可能です。
パーキングになる土地が小さくとも、都心部や繁華街周辺はそもそも駐車スペースが十分でないケースが少なくありません。そういった場合は、コインパーキングの需要が高いと考えられます。周囲のコインパーキング情報を調査して決定しましょう。
駅前周辺やオフィス街に近い立地の場合も、コインパーキングの需要が見込めます。限られた駐車場しか持っていない事務所やオフィスなどの場合は、会社への来客用の駐車スペースを別途必要とすることがあります。近隣にコインパーキングがある場合、そこへ誘導することも少なくありません。
また、最近は「パーク&ライド」という自宅から最寄り駅まで車で行って、電車で通勤など目的地まで向かう人も増えています。駅周辺の駐車場状況にもよりますが、駐車場が不足しているようであれば、安定した需要と売上が期待できるでしょう。
車の利用者がもともと少ないターミナル駅や、駅ビル・大型商業施設に無料駐車場が完備されている場合は、有料のコインパーキングのニーズは少なくなります。徹底した市場調査を実施・検討する必要があるでしょう。
土地に面した道路幅が5メートル以上ある立地の場合は、利用者にとって駐車しやすいパーキングを設置できるでしょう。
道路幅5メートル以下のコインパーキングは入り組んだ場所であることが多く、初心者ドライバーやSUV・大きめのセダンといったボディタイプに乗っている場合は、切り返しをいないと駐車ができない可能性が高まります。
反対に5メートル以上ある道路は大きめの道路に接していることが多く、比較的止めやすい傾向にあります。利用する運転手にとっては、楽に駐車できるほうが利用しやすいと感じられます。周辺にコインパーキングが複数あった場合でも、立地が有利に働くことでしょう。
コインパーキングの駐車スペースについても、ある程度のゆとりを持って決めるのがおすすめ。駐車スペースを詰めすぎると、利用しにくくなり稼働率を低下に繋がりやすくなります。
道路と遊休地との高低差や凹凸がないことも大切です。利用者するからすると、高低差のある駐車場に出入りするより、平坦な場所に駐車するほうが楽に感じられるでしょう。
道路と高低差がある土地の場合は、スロープ工事を行う・段差スロープを設置するなど、スムーズに出入りできるように施工してください。
土地をコインパーキングとして有効活用したいのであれば、事前の市場調査をしっかりと行い、近隣コインパーキングの状況をリサーチしてください。対象となる土地近辺のコインパーキングが常に満車ある、または利用稼働率が高いようであれば、周辺のコインパーキングの需要が高いと考えられます。
反対に、近隣コインパーキングが常にガラ空き状態の場合は、コインパーキングを設置したとしても売上は望めません。
コインパーキングのニーズを強く求められるエリアであれば、遊休地が狭い場合や、変形地で駐車スペースを数台または1台しか確保できない場合でも、コインパーキングとして土地を有効に活用できるため、収入に繋がりやすくなります。