コインパーキングでの駐車場経営に関して、よくある疑問・質問をQ&Aにまとめています。
Q.狭小地でもコインパーキングにできますか?
A.自動車2台分の広さである8坪程度の広さがあればコインパーキングを設置できる業者は複数あります。
Q.コインパーキングの契約期間はどのくらいですか?
A.最初の契約は2年間に設定している業者が多く、その後の更新は1年単位が一般的です。
ただし、業者に相談すればより短い期間での契約に応じてくれるケースもあります。
Q.月極駐車場の空きスペースだけをコインパーキングにすることはできますか?
A.月極駐車場とコインパーキングの併用に対応している業者も複数あります。
利用者にとってわかりやすく使い勝手のいいレイアウトで工事してもらえる業者を見つけることが重要です。
Q.更地の状態からコインパーキングを始めるにはどのくらいの初期投資が必要ですか?
A.コインパーキング専門業者の一括借り上げ方式なら、土地オーナーは費用負担なく、毎月一定の賃料を受け取るという契約を締結することも可能です。
Q.機器の故障や利用者のトラブルが起きた場合、どうすればいいですか?
A.コインパーキング専門業者の中には24時間365日体制でコールセンターを設置して、トラブルに対応しているところもあります。
日常的な清掃や集金などを含めて管理運営を安心してお任せするには、実績が豊富で企業として信頼が持てる相手をパートナーに選ぶことです。
Q.利用状況が悪くなった場合、土地オーナー側の収入も少なくなるのですか?
A.上でも紹介した一括借り上げ方式なら、コインパーキングの利用状況に関わらず毎月一定金額が賃料として土地オーナーの収入になります。
逆にいえば、利用状況がすごくいい場合でも収入は一定です。
一方、共同事業方式での契約に対応している業者もあり、この場合は利用状況によって土地オーナーの収入も変動します。
Q.解約した場合、機械の撤去費用や退去の交渉などで揉めることはありませんか?
A.きちんとした実績のあるコインパーキング専門業者なら、撤去費用の土地オーナー負担もなく、営業権や賃貸借権を主張するような心配はありません。
初期の相談時に、解約手続きについてもきちんと説明をしてくれるはずなので、不安要素があれば細かなことでも問い合わせてみてください。
担当者の応対が迅速かつ丁寧なら、よりその企業を信頼できると思います。
Q.請求された料金に対するクレーム!どう対処すればいいですか?
A.利用料金に関するトラブルで最も多いのが「1日最大○○円」と大きく表記されているにもかかわらず、高額な駐車料金を請求されたというもの。このクレームは、数日に渡って駐車していたケースが多く、表示している看板の改善を求められることがあります。
「平日」「休日」で利用料金が違っていたり、「1日最大」の区切りが24時であるため、それ以後は時間を刻んで料金を請求する旨が、比較的小さく表記されていたりする場合があるからです。利用者への注意喚起も行われますが、運営側の表示改善を求められています。
同様に、駐車券の紛失によって高額な請求をされたというケース。こちらも、利用者への駐車場利用への意識の改善と、運営側への不当と見られるような請求への配慮を求めています。
Q.フラップが上がらない!お金を入れたのに釣銭が出てこない!機械のトラブルへの対処は?
A.機械のトラブルには、「清算機」の故障と「駐車システム」の故障がありますが、どちらもコールセンターを設置し、365日、24時間対応を行っている業者ならば早急に対処してくれます。
「駐車システム」の故障による利用者の車の破損、例えば、フラップが正しく動作せず、間違ったタイミングで作動してしまい、バンパーを破損するなど。駐車場のメンテナンスがきちんと行われておらず、破損していたブロック塀の落下やコンクリートの穴に車輪が引っかかったなど、業者側に管理責任がある場合は、状況により弁護士や警察の介入もあるかもしれません。そういった場合も、業者側がすべて対応してくれることになります。
Q.ゆるせない!不正使用されたときの対処法は?
A.さまざまな不正行為によるトラブルも考えられます。フラップを無理に乗り越えたり、ゲートバーを破壊して出庫するなど、駐車場の利用に関する不正行為。無人であるため、長期に渡って車を放置する不正駐車やゴミの不法投棄など。こういったことは、防犯カメラを設置して、不正車両を突き止め料金請求を行ったり、注意喚起を促すなどの対応がされます。悪質な場合は、もちろん警察の介入が必要なことも。
Q.駐車場内での事故!利用客同士のトラブルへの対応は?
A.利用者同士のトラブルというと、駐車車両同士の接触事故。事故に関しては、基本的には利用者同士で解決することになります。保険会社や警察に対応してもらい、利用者間で事故処理を行ってもらいましょう。当然、業者にも責任は発生しないので、特に対応することはありません。事故の状況によっては、駐車場設備の破損などがあるかもしれません。その場合は、管理業者が対応することになります。
意外と多いのが、駐車スペースで揉めること。頻回に利用していると、自分の駐車スペースだという意識が生まれるようで、他人がその場所に駐車することに腹を立て、トラブルに発展するというもの。掲示で注意喚起などを行っても改善されないなど、あまりにも悪質な場合は、こちらも警察などに対応してもらうほうがいいかもしれません。
Q.きちんと管理してくれているの?管理会社とのトラブル
A.管理会社とのトラブルですが、主なものは、管理が行き届いていないことに関するトラブル。掃除や修繕などが行き届いておらず、ゴミが放置されていたり、機械の不具合が改善されない、釣銭の補充がされていないなど。ルーズな管理業者の場合、賃料が遅れたりすることもあるようです。
悪質なのは、稼動がうまくいっておらず、利益が上がらないのでコインパーキングを勝手に引き上げてしまうというもの。一方的な解約を要求されたというトラブルです。ほかにも、知らない間に月極駐車場にされていたという事例も。こういったことに巻き込まれないようにするためにも、管理会社は慎重に選びましょう。
ほかの事業でも同じことですが、駐車場経営にも、さまざまなトラブルはつきものです。副業としてのコインパーキング経営を考えた場合に、運営・管理を一括して行ってくれる管理会社にお任せするのはおすすめ。さまざまなトラブルにも対応してくれるので、余計な心配をする必要がありません。
コインパーキング経営をはじめるにあたって、まずは優良な管理会社選びですが、とことんまで、こちらの疑問に答えてくれることは必須でしょう。あとは、管理・運営業務の内容ですが、利用者の問い合わせに365日・24時間対応してくれるところは安心できるといえます。同じ担当者が対応してくれるところも、こちらの要望をよく分かってくれるのでおすすめです。知名度の高さも、検討する上では重要。それだけ実績があるということですので、管理会社選びのポイントとしてチェックしてみましょう。