機械式駐車場は空き区画が出ても維持費が減らず、数十年ごとに巨額の更新費が控えています。サブリースはその一部を解決しますが、万能ではありません。
この記事では、何が解決し、何が残るのかを整理します。
空きが増える理由は「住民の高齢化」、「若年層の車離れ」などさまざまありますが、一つには、車両の大型化が挙げられます。従来の機械式は全高1550mm前後の制限が多く※1、SUVやミニバン、軽スーパーハイトワゴンは収まりません。
具体例として、
ミドルルーフやハイルーフ対応装置もありますが数は限られ、居住者が買い替えるたびに使えなくなる構造が空きを生んでいます。
車両の大型化は、車離れや高齢化と並ぶもう一つの要因といえるでしょ
※1参考:豊国ファシリティーズ公式HPより(https://www.hokoku-f.co.jp/column/2380/)
※2参照元:トヨタ公式HP(https://toyota.jp/harrier/ )
※3参照元:トヨタ公式HP(https://toyota.jp/voxy/)
※4参照元:トヨタ公式HP(https://toyota.jp/alphard/)
※5参照元:ホンダ公式HP(https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/type/compare/)
※6参照元:スズキ公式HP(https://www.suzuki.co.jp/car/spacia/detail/)
※7参照元:ダイハツ公式HP(https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/02_grade.htm)
保守点検費は台数(パレット数)に応じて発生するため、空き区画が増えてもコストは変わりません。
また、公益社団法人立体駐車場工業会では、多段式に対して年4回・3ヶ月に1回以上の点検を推奨※しています。
これを下回る契約は実質的に難しく、不具合が起きた際のスポット対応は1回につき数万円以上かかることもあるため、定期保守契約は事実上必須です。
さらに地下ピット式の場合は、排水ポンプの点検やピット内の清掃なども別途必要になり、維持費の負担は重くのしかかります。
※参照元:立体駐車場工業会公式HP(https://www.ritchu.or.jp/faq/)
機械式駐車場の耐用年数は、以下3つの視点で整理されます。
※1参考:国税庁「耐用年数等の見直し(平成20年度税制改正)に関するQ&A」(https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/hojin/7142/index.htm)
※2参考:[PDF]国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」(令和6年6月改定)(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001747006.pdf)
機械が物理的に動く状態であっても、メーカーの部品供給が終了すれば安全な運用を継続できなくなるというリスクも抱えています。
サブリースを導入すると、空き区画から毎月定額の収入が得られるほか、募集・集金・トラブル対応といった煩雑な管理業務も事業者へ移せます。
一方で、保守点検費は原則としてそのまま発生し続け、設備の所有権もオーナー側にあるため、将来的な更新費用の負担は残ります。
ただし、事業者によっては保守費用込みのプランが用意されており、その選択によって維持費の負担構造自体が変わることもあるのです。
サブリースを検討する際は、保守費や更新費の負担範囲を契約前に確認しておきましょう。
当メディアでは、所有・管理している駐車場のタイプによって、適切な管理・借り上げをしてくれるサブリースサービス会社を紹介しています。
お持ちの駐車場の状況や課題にあわせて、よいパートナーを選定するための参考にしてみてください。
機械を撤去して平面駐車場にする方法もあります。維持費が大きく下がり、車両サイズ制限も解消されるのがメリットです。
一方、稼働率がそれより高い場合は収益確保のために台数を維持する必要があり、サブリースで空き分を収益化するほうが現実的でしょう。
どちらが適切かは、現在の稼働率と次回更新の時期によって変わります。
機械式駐車場でサブリースや平面化を検討する際は、以下の5点を確認しましょう。
とくに注意したいのは、5点目の更新時期との重複です。更新工事中は入出庫ができなくなるため、サブリース契約が残っていると調整が発生します。
あらかじめ契約期間を更新時期に合わせておくと安心です。
サブリース会社は、得意とする駐車場・土地の種類やサービス内容がそれぞれ異なります。
お持ちの駐車場・土地の状況に近いものを選んでください。
25年以上にわたり機械式駐車場メンテナンスの実績があります。保守とサブリースを自社完結させることにより費用を月6万円削減しつつ、収益が約2.3倍※1になった例も。
また、約2,000件※2の管理組合と取引実績があり、理事会・総会での説明も担当者が直接対応します。
シャッター・センサー・ゲート等の設備費を負担するプランを用意。さらにカーパーキング側からの解約の場合、設備投資分を設備投資分を違約金を設定できるプランあり。※3期間中でも利用者契約ごと承継でき(手数料あり)、稼働したまま自主運営に戻して売却時期の検討も可能。
持て余している狭小地・変形地で始められ、開設に必要な機器・看板・電気工事などの初期費用と運営維持費は原則タイムズ24が負担。清掃なども任せられます。使っていない土地を貸すだけで、毎月定額の賃料を受け取れます※4。
※1 pmiテック公式HP(https://pmitech.jp/subleaseplus/)より。マンション規模20台構成、常時4〜5台の空きがある機械式駐車場の場合。(2026年10月時点)
※2 pmiテック公式HP(https://pmitech.jp/subleaseplus/)より。(2026年10月時点)
※3 月額保証賃料の2〜6ヶ月分が目安。アズーム公式HP(https://carparking.jp/sublease/solution/)より。(2026年10月時点)
※4 固定資産税と舗装工事(歩道の切り下げ)はオーナー負担。タイムズ24公式HP(https://times-info.net/owner/cashflow/)より。(2026年10月時点)