東京23区では自動車保有台数が減少傾向にあり、駐車場の空きが増えています。
東京都は2026年に附置義務基準の緩和を検討しており、制度も動いている局面です。
地域特有の制度変化を正しく把握し、適切なパートナーを選ぶためのポイントを解説します。
東京都は2023年度から2025年度にかけて、駐車施設の利用実態調査を実施※しました。
その背景として都が挙げているのは、駐車場台数が増加傾向にある一方、自動車保有台数は停滞し、特に区部ではやや減少しているという実態です。
さらに、カーシェアリング市場の拡大や宅配需要の増加といった駐車需要の変化も指摘されています。
加えて近年は車両の大型化により、従来の機械式駐車場ではサイズが合わず利用できないケースも増えてきました。
※参照元:東京都都市整備局(https://www.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/tosei/20260608_19_01)
東京都では、大規模建築物の駐車施設について「東京都駐車場条例※1」と「東京都集合住宅駐車施設附置要綱※2」で附置が定められており、空きが増えても自由に台数を減らせません。
一方で、緩和に向けた動きも進んでいます。駐車需要が少ない場合は、都または区市の認定を受けたうえで一部の駐車施設を廃止したり、自動二輪車駐車場等へ転用したりできる仕組みがあります。
2026年6月、都は「東京都駐車場条例の見直しの考え方(案)※3」を公表し、共同住宅の附置義務基準を緩和する方針を示してパブリックコメントを開始しました。
今後は意見を踏まえた条例改正が進められる予定です。
一方、こうした緩和手続きを取らずに空き区画をそのまま収益化する方法が、サブリースの活用です。
※1 参照元:都市整備局公式HP(https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/kotsu_butsuryu/butsuryutaisaku/chusya/parking)
※2 参照元:[PDF]東京都集合住宅駐車施設附置要綱(https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/toshiseibi/pdf_kenchiku_parking_file_07youkou)
※3 参照元:[PDF]東京都駐車場条例の見直しの考え方(案)(https://www.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/tosei/20260608_19_01)
本社の所在地が東京にあり、きめ細かなサポートを受けやすい主なサブリース会社の一例です。
| 会社名 | 東京の拠点 | 所在地 | 電話番号 | 公式HP | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| pmiテック | 本社・東京支店 | 東京都江戸川区一之江1-14-7 | 03-6689-9396 | https://pmitech.jp/ | 機械式の保守と一体。昇降式・パズル式が対象 |
| アズーム | 本社 | 東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー 19F | 03-5365-1235(代表) | https://azoom.jp/ | 空き車室のみ借り上げ。月極検索サイトの集客力 |
| タイムズ24 | 本社(全国47都道府県で展開) | 東京都品川区西五反田2-20-4 パーク24グループ本社ビル | 03-6747-8124 | https://www.times24.co.jp/ | 時間貸し。初期費用・維持費は原則同社負担 |
上記3社はいずれも本社を東京に構えているため、現地調査や理事会への出席を依頼しやすい環境が整っています。
ただし、拠点の有無と具体的な対応可否は物件の条件によって異なるため、事前の問い合わせで確認しておきましょう。
当メディアでは、所有・管理している駐車場のタイプによって、適切な管理・借り上げをしてくれるサブリースサービス会社を紹介しています。
お持ちの駐車場の状況や課題にあわせて、よいパートナーを選定するための参考にしてみてください。
東京エリアでサービスを展開し、強みや実績を持つそのほかのサブリース会社の一例を紹介、それぞれの特徴をまとめました。
| 会社 | 東京での展開 | 所在地 | 電話番号 | 公式HP | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本駐車場開発 | 東京支社(丸の内) | 東京都千代田区丸の内1丁目5番1号 新丸の内ビルディング | 03-3218-1900 | https://n-p-d.co.jp/ | 機械式駐車場のリニューアル費用を同社が投資し、更新後にサブリースする提案を行う。マンションの場合は理事会に参加して合意形成を支援し、更新工事中の代替駐車場の確保も手がける |
| 日本自動車サービス開発 | 本社(丸の内)。サブリース展開エリアに東京都全域を明示 | 東京都千代田区丸の内1丁目5番1号 新丸の内ビルディング | 03-5220-5350 | https://www.carservice.co.jp/ | 日本駐車場開発の子会社。分譲マンション向けの実績を公開しており、解約予告は3ヶ月程度が一般的。現在空いている車室は即時返還が可能な場合もある |
| トラストパーク | 東京支店(芝浦)。全国展開(北海道〜鹿児島) | 東京都港区芝浦4-9-25 芝浦スクエアビル17F | 03-6410-8900 | https://www.trustpark.co.jp/ | 駐車場の企画・施工・運営・管理など30年以上の運営実績※。空き車室の一括・部分借り上げに対応し、一部返還や追加借り上げも可能。車検証・免許証・登記簿謄本による利用者審査を実施 |
※参照元:トラストパーク(https://www.trustpark.co.jp/)
上記の掲載順はサービスとしての序列を示すものではありません。実際の契約条件や適応可否については、個別にお問い合わせください。
サブリース会社を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
中央区の東京駅前地区や港区など、区ごとに独自の地域ルールが設けられている場合があり、附置義務の扱いは区によって異なります。
該当エリアの制度に精通している事業者かどうかは、実務面で大きな差になるでしょう。
駐車場の附置義務の台数や具体的な緩和要件は、東京都都市整備局や該当する区市の窓口が相談先となります。
一方、管理規約の変更や総会決議の進め方はマンション管理士や管理会社、税務上の判断は税理士へと、課題に応じた相談先の使い分けが欠かせません。
マンション全体の資産価値と収益性を守るためにも、各専門家の知見を借りながら慎重に手続きを進めましょう。
サブリース会社は、得意とする駐車場・土地の種類やサービス内容がそれぞれ異なります。
お持ちの駐車場・土地の状況に近いものを選んでください。
25年以上にわたり機械式駐車場メンテナンスの実績があります。保守とサブリースを自社完結させることにより費用を月6万円削減しつつ、収益が約2.3倍※1になった例も。
また、約2,000件※2の管理組合と取引実績があり、理事会・総会での説明も担当者が直接対応します。
シャッター・センサー・ゲート等の設備費を負担するプランを用意。さらにカーパーキング側からの解約の場合、設備投資分を設備投資分を違約金を設定できるプランあり。※3期間中でも利用者契約ごと承継でき(手数料あり)、稼働したまま自主運営に戻して売却時期の検討も可能。
持て余している狭小地・変形地で始められ、開設に必要な機器・看板・電気工事などの初期費用と運営維持費は原則タイムズ24が負担。清掃なども任せられます。使っていない土地を貸すだけで、毎月定額の賃料を受け取れます※4。
※1 pmiテック公式HP(https://pmitech.jp/subleaseplus/)より。マンション規模20台構成、常時4〜5台の空きがある機械式駐車場の場合。(2026年10月時点)
※2 pmiテック公式HP(https://pmitech.jp/subleaseplus/)より。(2026年10月時点)
※3 月額保証賃料の2〜6ヶ月分が目安。アズーム公式HP(https://carparking.jp/sublease/solution/)より。(2026年10月時点)
※4 固定資産税と舗装工事(歩道の切り下げ)はオーナー負担。タイムズ24公式HP(https://times-info.net/owner/cashflow/)より。(2026年10月時点)